『SAKAMOTO DAYS』(サカモトデイズ)は、「鈴木祐斗(すずき ゆうと)」先生による日本の漫画作品です。集英社の『週刊少年ジャンプ』にて2020年11月から連載がスタートしました。
ジャンルとしてはアクションコメディで、元伝説の◯し屋が主人公となるユニークな物語が展開されます。
ここでは、あらすじだけでなく、完結や休載はあるのか?アニメ化の評価はどうなのか、などなどみなさんの様々な疑問に答えていこうと思います。

SAKAMOTO DAYSが掲載されている少年ジャンプ公式サイトはこちらです。
どんなストーリー?

主人公の「坂本太郎(さかもと たろう)」はかつて「伝説の◯し屋」として名を馳せた人物。
しかし、「あおい」に恋をし、結婚を機に◯し屋の世界から足を洗います。
その後は平凡な日常を送りながら、家族とともに小さな商店を営んでいます。
しかし、過去の因縁やトラブルに巻き込まれる形で再び戦いに身を投じることになりますが、坂本家の家訓「人◯しは絶対ダメ!」は、何があっても破るわけにいきません。
そんな坂本に、10億円の懸賞金がかけられたところから、物語が進み始めます。
かつての冷酷な◯し屋としてのスキルを駆使しながら、家族や仲間を守るために戦う姿がシリアスに、時にはコミカルに描かれていきます。
急ぐなら、こちらから特徴

コメディとアクションの融合:
シリアスな戦闘シーンと、コミカルな日常が絶妙にミックスされています。
キャラクターの魅力:
主人公の坂本は見た目は平凡で太った中年男性ですが、その動きは驚異的に鋭く、意外性に満ちています。また、個性豊かな仲間たちも作品を盛り上げます。
日常と非日常のギャップ:
家族との日常生活と、◯し屋のスリル満点の世界とのギャップが物語の大きな魅力です。
メディア展開
『SAKAMOTO DAYS』は、アニメ化も決定しており、2025年1月11日(土)よりテレ東ほかにて毎週土曜23時から放送開始。
2025年1月5日(日)には、新宿ピカデリーにてTVアニメ『SAKAMOTO DAYS』先行上映会も実施されました。
動画配信は、独占ではないので、Amazonプライム、Netflix、Abema TV、U-NEXT、DMM TVなど多くのチャンネルで配信されています。
2025年春には、ソシャゲ『SAKAMOTO DAYS デンジャラスパズル』も配信予定。
人気漫画系のソシャゲは正直ハズレも多いので、個人的にはあまり期待はしていませんが、ゲーム好きな方はチェックしてみてください。
アニメは現在、第2期が2025年7月から放映されることも決まっています。
アニメ制作陣
- 原作: 鈴木祐斗(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
- 監督: 渡辺正樹
- シリーズ構成: 岸本卓
- キャラクターデザイン: 森山洋
- 美術監督: 丸山由紀子
- 色彩設計: 笹愛美
- 撮影監督: 蔡伯崙
- 編集: 肥田文
- 音響監督: 明田川仁
- 音楽: 林ゆうき
- オープニング・テーマ: Vaundy「走れSAKAMOTO」
- エンディング・テーマ: Conton Candy「普通」
- 制作: トムス・エンタテインメント

制作のトムスエンターテイメントは、アニメ制作60年の大手老舗スタジオなので作画も安心。
オープニングのVaundy「走れSAKAMOTO」にも期待大です!
声優(CV:ボイスキャスト)
- 坂本太郎: 杉田智和
- 朝倉シン: 島﨑信長
- 陸少糖: 佐倉綾音
- 坂本葵: 東山奈央
- 坂本花: 木野日菜
- 眞霜平助: 鈴木崚汰
- 南雲: 花江夏樹
坂本太郎役の杉田智和さんは、銀魂の坂田銀時、鬼滅の刃・悲鳴嶼行冥役など人気作品で数多く演じてきた声優さん。
陸 少糖(ルー シャオタン)役の佐倉綾音さんは、ダンダダンのアイラや、ヒロアカのお茶子役などを歴任した売れっ子声優さん。
スピンオフ
SAKAMOTO DAYSは、スピンオフ漫画「SAKAMOTO HOLIDAYS」が最強ジャンプにて連載中。
主人公:坂本が、まちおこしに奮闘する姿が描かれています。


読むまで内容は絶対知りたくない!という方はブラウザバック推奨です。
登場人物の解説


『SAKAMOTO DAYS』の登場人物について、以下に主要キャラクターを解説します。
坂本太郎(さかもと たろう)
- 特徴: 主人公。かつて「伝説の◯し屋」として恐れられていたが、妻との出会いをきっかけに足を洗い、現在は商店「坂本商店」を経営。かなり無口で、めちゃくちゃ食いしん坊。家族を大切にする心優しい性格だが、いざとなると圧倒的な身体能力と戦闘技術を発揮する。
- 見た目: 太った中年男性で、普段は穏やかな表情。とても凄腕◯し屋には見えません。カロリー消費すると痩せる。
朝倉 シン(あさくら シン)
- 特徴: 坂本の部下であり相棒のような存在。超能力の一種である「読心術」を使い、人の心を読むことができる。元は◯し屋だったが、坂本の人柄に惹かれて商店で働くことに。
- 性格: 真面目で熱血漢。ただ、少し抜けているところもあり、コメディ要素を担当することが多い。
- 戦闘力: エスパーとしての読心術と高い格闘技術を持っている。
陸 少糖(ルー シャオタン)
- 特徴: 坂本商店で働く女性スタッフ。かつては中国の武闘一家の一員で、優れた武術の使い手。坂本たちの仲間として戦いに加わる。
- 性格: 明るく前向きで、頼りになる存在。料理の腕前も高い。
- 戦闘力: 武術や体術を駆使した近接戦闘が得意。
坂本の妻:葵(あおい)
- 特徴: 坂本が◯し屋を引退するきっかけとなった女性。普通の一般人ですが、唯一、坂本が頭が上がらない存在でもあります。
- 性格: 優しくしっかり者で、家族や商店を支える良き妻。日常生活では坂本の行動を支えながら、時折厳しい一面を見せることも。
- 存在感: 坂本にとって「守るべき存在」の象徴であり、葵と出会ったことで坂本は人を◯すことから足を洗い、家族と穏やかな生活を送ることを選びました。
坂本の子供:花(はな)
- 特徴: 坂本と葵の娘。物語の中では幼いながらも元気いっぱいで家族のアイドル的存在。
- 性格: 明るく無邪気で、父である坂本を心から慕っている。商店の手伝いをする場面や、家族の日常シーンで登場することが多い。
- 役割: 花の存在は、坂本が「普通の父親」として家族を守る決意を強めるきっかけとなっています。また、花を通して物語に温かさやコミカルなシーンが加わっています。
南雲(なぐも)
- 特徴: 坂本とはJCC〜◯し屋時代の同期。現ORDER。1993年7月9日生まれ(DAYS45:扉絵)。武器は巨大な六徳ナイフ。
- 性格: クールで冷静。フラフラしているような感じがするが、戦闘能力はトップクラス。
眞霜 平助(ましも へいすけ)
- 特徴: 2001年12月17日生まれ。身長180cm。跳弾を駆使する変則狙撃手の青年。「ピースケ」という名前のオウムを相棒にしている。射撃以外の能力は人並み以下であるため他の◯し屋からは見下されており、自身を解雇した組織を見返すために坂本の懸賞金を狙ったことがきっかけで店の常連となる。
- 性格: 直情的な性格で、情に厚く涙脆い。
登場する組織
- プロの殺し屋を束ねる総本山。通称は「殺連(サツレン)」
日本殺し屋連盟:
- サツレン直属の特務隊。以前、サカモトも一員だった。南雲を含む8名が在籍。
ORDER(オーダー):
- 殺し屋殺しと呼ばれるX(スラー)が率いる一団。作中、殺連と対峙します。
スラー軍団:
- 正式名称はJapan Clear Creation、殺し屋養成学校。れっきとした学校法人で生徒数は1,000人。
JCC:
各巻に収録されている話数
各巻に収録されているストーリーです。
ジャンププラスなどで読むときの参考にしてください。
巻数 | 収録話 |
---|---|
1巻 | 1話 ~ 7話 |
2巻 | 8話 ~ 16話 |
3巻 | 17話 ~ 25話 |
4巻 | 26話 ~ 34話 |
5巻 | 35話 ~ 43話 |
6巻 | 44話 ~ 52話 |
7巻 | 53話 ~ 61話 |
8巻 | 62話 ~ 70話 |
9巻 | 71話 ~ 79話 |
10巻 | 80話 ~ 88話 |
11巻 | 89話 ~ 97話 |
12巻 | 98話 ~ 106話 |
13巻 | 107話 ~ 115話 |
14巻 | 116話 ~ 124話 |
15巻 | 125話 ~ 133話 |
16巻 | 134話 ~ 142話 |
17巻 | 143話 ~ 151話 |
18巻 | 152話 ~ 161話 |
19巻 | 162話 ~ 170話 |
20巻 | 171話 ~ 180話 |
各巻あらすじと感想


第1巻
元伝説の殺し屋・坂本太郎の新たな日常
かつて「伝説の殺し屋」と恐れられた坂本太郎は、結婚を機に殺し屋を引退し、妻・葵と娘と共に平和な日常を送っています。
そんなとき、彼が経営する商店に、かつての同僚・朝倉シン(心が読める能力者)が現れ、再び争いに巻き込まれていきます。
しかし坂本は戦いながらも、人をあやめることもしません。
さらに、マフィアの娘:陸 少糖(ルー シャオタン)も仲間に加え、チームが結成されます。
ここから、家族と仲間を守るための物語がはじまります。



やっぱり、坂本のアクションシーンは、まともな武器すら持っていないんですが、度肝を抜かれるくらい派手で魅力的に描かれてます。何回見ても最高ですね。
第2巻
家族を守るための戦いと新たな仲間
10億の懸賞金をかけられることになりながらも、家族の要望で遊園地に出かけることに。
遊園地での攻防からはじまります。
殺し屋たちが次々と現れるなか、坂本のかつての力が今なお健在であることが描かれます。
後半は、坂本も所属していたオーダーの同僚「南雲」が登場して、さらに激しい戦いに巻き込まれていきます。



ルーちゃんの酔拳がカッコ可愛いです。そうきたか!って感じで最高です。
坂本さんの変身はカッコいいのですが、メタボ体型の坂本さんのアクションが好きです。
第3巻
殺し屋組織との全面対決
商店街主催のサバゲー大会が開催。優勝100万円めざしてサカモトとシンが出場。
サバゲー大会で、命を狙ってきたスナイパー・平助は商店の常連客に!?
突如、地下科学研究施設(通称LABO:ラボ)が現れ、シンに間違われたルーは連れ去られてしまう。



サバゲーなのに、マジの戦闘なのが面白い。
敵なのに敵じゃないような平助が憎めない。腕も立つし仲間になればいいのになんて思いました。
第4巻
坂本の過去とさらなる強敵
サカモトたちは、ルーを追ってラボのアジト、尾九旅科学博物館の地下に潜り込むことに。
チームサカモト、殺し屋軍団そしてオーダーが、博物館の地下に集結。
シンのピンチに、スナイパー・平助も戦闘に参戦。
サカモトは命を奪うことなく、囚われたルーを救出できるのか?



相変わらず、武器らしい武器を使わないサカモトのアクションがスゴい。え?それ?みたいな道具を武器に使うのが面白いです。
第5巻
中国マフィアのウータンは、ルーを取り返すため、サカモトに勝負を仕掛ける。
そのウータンから殺し屋軍団の情報を得ることになります。
トップは、殺し屋殺しと呼ばれる「X(スラー)」
その手下4名の脱獄してきた死刑囚との死闘がはじまりますが、オーダーメンバーの乱入で、更に激しさを増します。
そんな中、シンとルーは新たな能力に目覚めます。
第6巻
スラーの手下、脱獄犯は残り2人となりましたが、ついに魔の手がアオイにまで及ぶことに。
アオイの運命は?
そのころ、サカモトは平助とともに、死刑囚のひとり、アパートと戦闘。
アパートから情報を聞き出したサカモトは、スラーの本当の狙いを知ることになります。
そして殺連関東支部で、ついにスラーと対峙!
第7巻
サカモトとスラーの対決からスタート。
篁(たかむら)が戻り、事態は鎮火。
スラーの名前と素性が明らかになり、過去が語られます。
さらに詳しい情報を得るため、サカモトとシンはJCCに潜入を試みる。
今回は、7巻まで。第8巻以降は、随時追加していきます!
アニメ化は作画が心配?
アニメスタート前にもかかわらず、PVを見て、作画が心配というファンが多いのも事実。
PV第2弾では、派手なアクションシーンはなく、止め絵も多いと嘆くファンも。
漫画の開幕戦闘シーンは、かなりインパクトありましたからね。
実際のアニメでどこまで表現できるのか。
とはいえ、週刊ジャンプの人気作品です。きっとすばらしい作品に仕上げてくれるはず。
個人的には、ワクワクしてますよ。放送が待ち遠しいです!
めちゃくちゃクオリティが高いというわけではないですが、シーズン1はこのくらいでいいかなと思ってます。
SAKAMOTODAYSは、スラーとの戦いあたりから、派手なアクションシーンが一気に増加します。
なので2期からが本番では?と思って期待してます。
完結している?


完結しているかどうかですが、答えはNOです。まだ完結していません。
現在も週刊少年ジャンプで連載中ですし、2024年11月1日には19巻、2025年1月4日には、20巻も発売されました。


休載した?
週刊少年ジャンプで人気連載のサカモトデイズですが、2024年4月1日の第18号で一度だけ休載しました。
19号では復活しています。
3年以上も連載していれば、一度や二度の休載もありますよね。
「鈴木祐斗(すずき ゆうと)」先生には、無理せず、体を労って連載を続けてほしいところです。
安西先生に似ている?
主人公の坂本が、スラムダンクの安西先生に似ているところから、パクリ疑惑が噴出しました。
メタボ体型おじさん、無口、メガネ、白髪など、似ているところは確かにありますが、性格も違うし、何より同じジャンプ作品ですから、編集部が一番わかっているはず。
完全に憶測ですが、逆に、「似ているから話題性がある」と炎上を仕掛けたのかもしれません。
ともあれ、作風もストーリーも全然違います。
まとめ


中年おじさんが主人公として活躍する異色のジャンプ漫画です。
ド派手なアクションがカッコいいのですが、日常のコメディ要素も面白い人気作品です。
可愛らしいルーと助手のシンの掛け合いもこの漫画の魅力です。
この記事を読んで、『SAKAMOTO DAYS』(サカモトデイズ)が気になるという方は、ぜひ読んでみてください!


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