『ダンダダン』とは
『ダンダダン』は、龍幸伸による日本の漫画作品で、集英社のウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』にて2021年4月より連載されています。UFOや幽霊といったオカルト要素と、バトルアクション、ラブコメ要素が混然一体となった、独特の作風が魅力です。
アニメ化で更に人気が爆発!2025年7月には第2期の放送も決定しています。
あらすじ
物語は、オカルト肯定派の女子高生・綾瀬桃(あやせ もも)と、幽霊肯定派の男子高生・高倉健(たかくら けん)が出会うところから始まります。互いに信じるものを否定し合う二人でしたが、ひょんなことから互いの信じるものの存在を証明することになります。桃は宇宙人に遭遇し、力を得て「ターボババア」と戦うことになり、高倉は幽霊に遭遇し、体に憑依されてしまいます。こうして、二人は怪異に満ちた世界に足を踏み入れていくことになります。
各エピソードは独立した面白さを持っています。また、ラブコメ要素やギャグ要素もふんだんに盛り込まれており、シリアスな展開との緩急が楽しめます。
主な登場人物
- 綾瀬桃(あやせ もも): オカルト肯定派の女子高生。宇宙人に遭遇したことで力を得て、怪異と戦うことになる。通称「モモ」。
- 高倉健(たかくら けん): 幽霊肯定派の男子高生。幽霊に憑依されてしまう。通称「オカルン」。
- ターボババア: 強力な力を持つ地縛霊。モモとオカルンの最初の強敵となる。
- セルジオ: 宇宙人の一人。モモに力を与えた。
『ダンダダン』の魅力
- 独特の世界観: オカルト、幽霊、宇宙人といった要素が入り混じった、他に類を見ない世界観。
- 迫力のあるバトルアクション: モモとオカルン、そして敵となる怪異たちのバトルシーンは、迫力満点。
- 個性豊かなキャラクター: モモとオカルンをはじめ、登場するキャラクターは個性的で魅力的。
- ラブコメ要素: モモとオカルンの関係を中心に、ラブコメ要素も楽しめる。
目次
vsターボババア編(1巻 – 2巻の一部)
- 概要: オカルト肯定派のモモと、幽霊肯定派のオカルンが出会い、互いの信じるものを証明しようとします。モモはUFOスポットで宇宙人セルジオに遭遇し、力を与えられます。一方、オカルンは心霊スポットでターボババアに股間を奪われ、呪いをかけられます。ターボババアは強力な地縛霊で、モモとオカルンは共闘して戦うことになります。この戦いを経て、二人は怪異と戦っていくことを決意します。
- ポイント: モモが宇宙人から力を得たことで、身体能力が飛躍的に向上し、怪異と戦うための力を得ます。オカルンはターボババアに股間を奪われたことで呪われ、一時的に周囲に災厄を振りまいてしまいますが、最終的にはターボババアの力を制御できるようになります。このエピソードは、モモとオカルンの関係性の始まり、そして彼らが怪異と戦う理由が描かれる重要な部分です。
- 単行本: 1巻 – 2巻の一部
vsアクロバティックさらさら編(2巻の一部 – 3巻の一部)
- 概要: ターボババアとの戦いを終えたモモとオカルンは、新たな怪異「アクロバティックさらさら」に遭遇します。アクロバティックさらさらは、その名の通りアクロバティックな動きと、相手の水分を奪う能力を持っています。この戦いの中で、モモは自身の力の使い方を学び、オカルンはターボババアの力をより効果的に使えるようになります。また、このエピソードで、後の重要な仲間となる女性霊媒師・円城寺弁財天(えんじょうじ べんざいてん)と出会います。
- ポイント: バトル描写のバリエーションが増え、モモとオカルンの連携も描かれます。円城寺の登場により、物語に霊媒師という要素が加わり、オカルト的な側面がより深まります。
- 単行本: 2巻の一部 – 3巻の一部
vsセルポ星人編(3巻の一部 – 4巻)
- 概要: モモに力を与えた宇宙人セルジオが本格的に登場し、セルポ星人の目的や地球との関わりが明らかになります。セルポ星人は、地球の文化や歴史に深く関わっており、過去には地球人と友好的な関係を築いていたことが示唆されます。しかし、一部のセルポ星人は地球を侵略しようと企んでおり、モモたちは彼らと戦うことになります。
- ポイント: 物語の核心に迫る重要なエピソード。宇宙人の存在が物語に大きな影響を与えていることが明らかになります。セルジオの目的や過去の出来事が語られ、物語の背景がより深く理解できるようになります。
- 単行本: 3巻の一部 – 4巻
vsモンゴリアンデスワーム・邪視編(4巻 – 7巻)
- 概要: 強力な怪異「モンゴリアンデスワーム」と、その能力である「邪視」を操る敵が登場します。邪視は、相手の過去のトラウマを具現化する能力で、オカルンは自身の過去と向き合うことになります。この戦いを通じて、オカルンは精神的に成長し、ターボババアの力をより自由に使えるようになります。
- ポイント: オカルンの過去に焦点が当てられ、彼の内面が深く掘り下げられます。邪視によって具現化された過去のトラウマとの戦いは、オカルンの成長に大きく貢献します。
- 単行本: 4巻 – 7巻
vs怪獣編(8巻 – 9巻)
- 概要: 文字通り巨大な怪獣が登場し、街を破壊します。モモとオカルンは、他の仲間たちと協力して怪獣に立ち向かいます。この戦いでは、モモの力の源である宇宙人の技術が一部明らかになり、今後の展開への伏線が張られます。
- ポイント: 巨大な怪獣との迫力満点のバトルシーンが見どころ。これまでの怪異とは異なるスケールの戦いが楽しめます。他の仲間たちとの連携も見どころです。
- 単行本: 8巻 – 9巻
vs外宇宙編(10巻 – 14巻)
- 概要: 外宇宙編は、地球に迫る宇宙からの侵略者「外宇宙」との戦いを描きます。モモたちは宇宙人のバモラと出会い、言葉の壁を乗り越え友情を育みます。最強の妖怪カシマレイコとの激闘や、宿敵である邪視との共闘など、予想外の展開が連続します。タコ型侵略者の出現によりバモラが危機に陥る中、意外な人物が現れるなど、物語は急展開を見せます。異文化交流、敵との共闘、神話との繋がりなど、壮大なスケールで物語が展開され、モモたちの成長と絆が描かれる重要な章です。アクションシーンも見どころの一つで、迫力満点の戦闘が繰り広げられます。
- ポイント: 宇宙人と地球人という異なる存在でありながら、言葉や文化を超えて友情を育む姿は感動的です。新たな仲間との出会い、敵との関係性の変化、宇宙規模の戦いなど、『ダンダダン』の物語において重要なターニングポイントとなる章です。
- 単行本: 10巻 – 14巻
vsオンブスマン編(15巻)
- 概要: オンブスマン編では、オカルンのクラス委員長・佐脇凛が「オンブスマン」と呼ばれる妖怪に取り憑かれます。真面目すぎる性格ゆえにモモを敵視していた佐脇の過去が明らかになり、悲しい事故で友人を亡くしていたことが判明。モモたちは佐脇を救うため、オンブスマンとの戦いに挑みます。過去のトラウマと向き合うことで佐脇は成長し、モモとの関係性も変化していく物語です。
- ポイント: 敵対していたモモと佐脇の関係が変化し、友情が芽生えるきっかけとなります。憑りついた人物の過去のトラウマを具現化するオンブスマンの能力が物語の鍵となります。
- 単行本: 15巻
ジオラマ世界「團曼羅」編(16巻〜)
- 概要: 敵の作り出したジオラマのような世界「團曼羅」に閉じ込められたモモとオカルン。團曼羅は、敵の記憶や願望が反映された世界で、現実と虚構が入り混じっています。この異空間は、ズマという謎の人物によって創造されたもので、参加者はゲームをクリアしなければ元の世界に戻れないというルールが課せられます。
- ポイント: 團曼羅内では、「メルヘンカルタ」というカルタを使ったゲームが展開されます。このカルタは、読み札に書かれた内容が現実世界に影響を与えるという特殊な力を持っています。ゲーム中、モモたちはズマの過去や目的、そして團曼羅の真相に迫っていきます。
- 単行本: 16巻〜
アニメはAmazon Primeでも視聴可能。
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