ふつうの軽音部の感想とあらすじ考察|スキップとローファー似?

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ふつうの軽音部の感想とあらすじ考察|スキップとローファー似?

みなさんこんちは、管理人のこまる(@komaru_manga)です。

今日紹介するのは”次にくる漫画大賞2024″ web漫画部門第1位の「ふつうの軽音部」です。

『ふつうの軽音部』は、原作:クワハリ先生、作画:出内テツオ先生による日本の漫画作品で、2024年1月14日からウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』(集英社)にて連載中です。

単行本(電子書籍含む)は、現在5巻まで発刊されています。

軽音部に所属する高校生たちの、音楽へ向き合う姿や、友人との心の葛藤や友情などを描いています。

別の漫画「スキップとローファー」に似ていると言われることがありますが、ストーリーはもちろん作者も違いますい、全くの別物です。

この記事では、そのあたりも含めて、あらすじの解説、考察、いち読者としての感想を書いていきます。

著:クワハリ, 著:出内テツオ
¥680 (2025/01/10 11:15時点 | Amazon調べ)

ふつうの軽音部が掲載されているジャンププラス公式サイトはこちらです。

目次

作品の特徴

ふつうの軽音部の感想とあらすじ考察
画像はイメージです

『ふつうの軽音部』は、音楽や友情、恋愛を通して高校生たちの成長を描いた青春物語です。等身大のキャラクターたちが織りなす日常や、音楽活動を通じての葛藤や喜びがリアルに描かれています。特に、主人公ちひろの内に秘めた情熱や、仲間たちとの関係性が丁寧に描写されており、多くの読者から共感を得ています。

登場人物

鳩野 ちひろ(はとの ちひろ)
本作の主人公で、高校1年生。渋めの邦ロックを愛する内向的な少女で、母親とともに大阪に移住し、軽音部に入部します。初心者ながらギターを担当し、バンド活動を通じて成長していきます。独特な歌声を持ち、次第にその才能を開花させます。

内田 桃(うちだ もも)
ちひろのクラスメイトで、明るく社交的な性格の持ち主。おまけにクラスでカースト上位の美少女。ドラムを担当し、当初は中学時代の友人とバンド「sound sleep」を組んでいましたが、後にちひろたちのバンドに参加することに。恋愛感情に対する理解に悩みを抱えています。

幸山 厘(こうやま りん)
軽音部の1年生で、ベースを担当。観察力と情報収集力に優れ、周囲の人間関係を巧みに把握しています。ちひろの歌声に強い感銘を受け、彼女を「神」と崇めるようになります。策士であり、様々な場面で影の活躍をみせます。

藤井 彩目(ふじい あやめ)
軽音部内の人気バンド「protocol.」のギタリスト。高い技術力を持ち、クールな性格で周囲から一目置かれる存在です。後にちひろたちのバンドに参加し、共に活動することになります。

新田 たまき(にった たまき)
軽音部の副部長で、ちひろの先輩。新入生歓迎会で銀杏BOYZの曲を熱唱し、ちひろが軽音部に入部するきっかけを作りました。中学時代に好きだった先輩からギターを譲り受けたことが、音楽を始めるきっかけとなりました。

矢賀 緑(やが みどり)
ちひろのクラスメイトで、歴史好き。軽音部には所属していませんが、ちひろと親しい友人として登場します。幸山 厘とは同じ中学の出身です。

田端 陽一(たばた よういち)/ヨンス
軽音部員で、ギターボーカルを担当。幸山 厘のバンドメンバー募集に応じて参加しました。独特な歌声を持ち、厘に好意を寄せていますが、彼女からは迷惑がられています。

柿田 駿(かきた しゅん)/かっきー
軽音部員で、ドラムを担当。陽一の友人であり、彼とともにバンド活動を行っています。オーディションに落選した後、練習への意欲を失う一面も見せます。

鷹見 項希(たかみ こうき)
軽音部の1年生で、バンド「protocol.」のギターボーカル。高い技術力を持ち、同級生の中でも突出した存在です。おまけにイケメン。全てに対して感情を抑えているところがあります。

乃木 舞伽(のぎ まいか)
桃のバンド「sound sleep」のメンバーで、鷹見 項希の彼女。項希からは面倒な存在と見なされており、関係に複雑な感情が絡んでいます。

大道 優希(おおみち ゆうき)
桃のバンド「sound sleep」のメンバーで、中学時代からの友人。恋愛に関する出来事で桃との関係が一時的にぎくしゃくしますが、後に修復されます。

あらすじ

ふつうの軽音部の感想とあらすじ考察
画像はイメージです

大阪在住の高校1年生、鳩野ちひろは、地味で目立たない存在ながら、邦ロックへの情熱を胸に軽音部に入部します。彼女はギター初心者ですが、一念発起してギターを手に入れ、部活動を通じて人として成長していきます。ギターも下手で、唄も下手、人付き合いもそこそこな彼女が、音楽に対して、バンドに対して、どう向き合っていくのかが、とても魅力的に描かれてます。

1巻

主人公鳩野ちひろ(15)が、高校入学する前日から物語が始まります。

どうしても欲しかったギターを手に入れて、意気揚々と登校します。

クラスでは、ちひろと同じく軽音部入部を希望する内田 桃と知り合います。

放課後、新入生歓迎会で軽音部先輩たちの演奏に聴き入り、改めて軽音部入りを決断します。

軽音部に入部したちひろは、45名の新入部員の中からバンドメンバーを探しますが、コミュ力が低すぎて上手くいきません。

ギリギリでようやくメンバーが固まりましたが…

2巻

なんとか形になったちひろのバンド。

6月の校内LIVEのオーディションに参加するも、落選。

腹いせに、視聴覚室でひとり歌いはじめたところ、メンバーの幸山 厘(こうやま りん)に目撃されます。

ちひろの隠された才能に衝撃を受けた厘は、それ以降、ちひろをメインボーカルしたバンドを結成するため、暗躍します。

3巻

新たなメンバーが揃わない中、サポートメンバーに3年生の新田たまきを迎え、初ライブ。

ライブは演奏は合わない、声は出ないで、ボロボロ。

しかし厘は、いつか開花するであろう、ちひろの才能を疑わず、さらなるメンバー集めに暗躍します。

ターゲットは鷹見と別れた藤井 彩目。

彩目は本気のちひろの唄で心が揺さぶられ、参加を決意。

ようやくメンバーがそろい、厘は、文化祭での初ステージデビューを画策します。

誰も相手にしていないちひろのグループですが、同じバイト先の水尾だけはちひろの才能に気づき、一目置いています。

4巻

厘は、文化祭出場予定の1年生グループ「吉田商店」に揺さぶりをかけていきます。

メンバーは、出場できるかどうかもわからない中、練習に励みます。

迎えた当日、「はーとぶれいく」は出場できるのか、ちひろは唄えるのか、見どころ満載です。

5巻

後夜祭で三年たまきの最後のライブ。

ちひろもいつかはと、夢見る舞台ですが、たまきも夢見ていたステージ。

歌に合わせて、走馬灯のようにこれまでの思い出が駆け抜けていきます。

永遠なれ、銀杏BOYZ・たまき。

3年生が退部して、次なる舞台は、ハロウィンライブへ。

1年生の中では名実ともにNo1のプロトコルのメンバー鷹見も、いつのまにか、ちひろをライバル視しはじめていました。

ハロウィンライブでの勝負に向けて、物語が動きはじめます。

著:クワハリ, 著:出内テツオ
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感想:「ふつうの軽音部」の魅力

ふつうの軽音部の感想とあらすじ考察
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音楽の本質を突いている

主人公の鳩野ちひろは、登場時、唄が上手いわけでもなく、ギターが上手いわけでもありません。

唄なんか、音程は外すし、過去に「変な声」とバカにされ、歌うことに対してトラウマも持っています。

それでも、彼女の本気の声は、聴き手の心を揺さぶります。

これって音楽のもっとも大切な要素で、はじめから唄が上手くて音程を外さないとか、ギターが正確に引けるとかって、そんなことは重要じゃないと伝えてる気がします。

音楽をかじったことのある方なら共感してもらえると思うんですが、上手いだけのやつは、世界中にゴロゴロいます。

「そこに光るものがあるか」これこそが人を惹きつける重要なポイントで、本質です。

この漫画の素晴らしいところは、それを見事に表現し、視聴者に伝えているところに音楽、ロックへの愛を感じます。

また、最初からうまくないという設定も、ちひろの成長を読者が一緒に見守っているような感覚が生まれてグッドです。

考察

ふつうの軽音部の感想とあらすじ考察
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スキップとローファーに似ている?

これは主人公の鳩野ちひろとスキップとローファーのみつみの画が似ているところからだと思います。

実際、私も「ふつの軽音部 スキップとローファー」で検索しました(笑)

肝心のストーリーは、高校生活を描いているの同じですが、全く別物。

主人公が、どちらも一芸以外はポンコツというところは似てなくもないですが。

ふつの軽音部は、高校生活をコメディタッチで描きつつも基本、ロックなストーリーで、バンド形成の話題が中心。

スキップとローファーは、高校生活を描いているのは同じですが、恋愛や友人関係など、若者特有の悩みを対話や行動で解決していくハートフルな展開です。

違いをまとめた比較表がこちら。

作品名ふつうの軽音部スキップとローファー
作者名原作:クワハリ先生
作画:出内テツオ先生
高橋美咲先生
舞台谷九高校(大阪)つばめ西高校(東京)
制服ブレザー+リボンブレザー+ネクタイ
主人公鳩野 ちひろ
・歌声にコンプレックス
・陰キャ設定
岩倉美津未
・田舎育ち
・秀才ポンコツ設定
部活軽音部(出番多め)生徒会(出番少なめ)
要素青春=音楽>>>恋愛青春=日常=恋愛

スキップとローファーの記事はこちらです。

完結してる?

「ふつうの軽音部」は完結していません。

現在ちひろは1年生、第5巻の時点で10月、つまり2学期。

これから順当に行けば、2年生編、3年生編とつながるので、完結はまだまだ先になりそうです。

アニメ化はいつ?

アニメ化は未だ先だと思ってます。

12話完結型なら、最低5巻から6巻、アニメがヒットして2期制作を考えれば12巻程度のストックは欲しいところです。

ちなみに2024年秋アニメで登場した「ダンダダン」も2期が決定していて、現在18巻までのストックがあります。

もちろん、アニメでも見てみたい気がしますが、気長に見守りましょう。

ちひろの恋愛

主人公のちひろは、いまところ、異性に興味がありそうな感じもありません。

今後もしも、恋愛があるとすれば、同じバイト先で、プロトコルメンバーの水尾くん。

無口ですが、ちひろの才能に気づいていて、しかも練習熱心なことを知っています。

個人的には、恋愛要素ゼロでも楽しめる漫画なので、このまま、ちひろを含めメンバーの成長をみることができれば幸せです。

メンバーのももは、恋愛に奥手で、まったくそんな感情を持ち合わせていないので、彼女の心の変化があるとすれば楽しみではあります。

ちひろの開花

すぐにめちゃくちゃ上手くなってしまっては、3年間の成長を楽しめないので、完全開花にはもう少し時間が必要。

全校生徒が、ちひろの唄に魅了される日が待ち遠しいですね。

まとめ

ふつうの軽音部の感想とあらすじ考察
画像はイメージです

主人公ちひろの成長がとても楽しみな高校の軽音部を舞台にした作品です。

現在5巻まで発刊されていて、まだ1年生編。これから2年生、3年生編へと続いていくでしょう。

ストックから考えても、アニメ化はまだ先でしょうが、漫画はストーリーが進むにつれ面白くなってきています。

この記事を読んで、「ふつうの軽音部」が面白そう!と思った方はぜひ読んでみてください。

著:クワハリ, 著:出内テツオ
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