『雷雷雷(ライライライ)』は、ヨシアキ先生によるSFアクションコメディー漫画で、マンガワンおよび裏サンデーで連載されています。
コミックは現在第3巻まで発売、第4巻は2025年1月17日発刊予定。
完結はまだしておらず、絶賛連載中の作品です。
ちまたでは、怪獣8号のパクリとか言われてますが、否定的なものだけではなく、上位互換だと言う人もいます。
パクリ疑惑はどのような意見かは後ほど解説するとして、とにかく面白い作品。
この記事では、各巻のあらすじ紹介だけでなく、今後の展開の考察、怪獣8号との違いや似ている部分の解説もしていきます。
早速、解説いってみましょう。

全体のあらすじ

物語は、エイリアンとの戦争が終結してから50年後の世界が舞台。
人類は、エイリアンとの戦争には勝ったものの、エイリアンたちの落とし物、宇宙害獣と宇宙害虫の駆除に悩まされる日々が続いています。
主人公の市ヶ谷スミレが宇宙害蟲駆除業者として働く中、ある日エイリアンによって拉致され、体を改造されます。
理由もわからぬうちに強力な害獣の身体を手にれたスミレが、悪戦苦闘しながら強敵と戦っていく物語です。
本作は、コミカルな要素とシリアスなストーリー展開が巧みに融合されており、キャラクターたちの個性的な描写や独特の世界観が魅力とされています。
ここから先は、ネタバレを含む第1巻の感想、あらすじに入ります。
嫌な方は、ブラウザバックしてください。
下記からマンガワンの公式サイトにジャンプできます。金曜日のページに雷雷雷があります。
登場人物
市ヶ谷スミレ
- 主人公。ドジっ子タイプ。民間軍事会社「ライデン社」に所属する戦闘員。
- 突然UFOに攫われ、身体を改造されて右腕が宇宙害獣のものになってしまった。
- 宇宙害獣「ダスキン」の声が頭の中で響き、身体の主導権を巡る攻防が日常。
狭山ハヅキ
- ライデン社の社員で、スミレの先輩にあたる人物。
- 一見クールで冷静な印象を与えるが、実際はかなり情熱的で、仲間思いの性格。
- スミレや他のメンバーと肩を並べるほどの優秀な戦闘員。特に戦闘時の判断力や冷静な行動が特徴。
ダスキン
- スミレの右腕に宿る宇宙害獣。後に分裂。
- 元々は地球を脅かす存在だったが、スミレの体内に封じ込められた形に。
- スミレの身体を乗っ取ろうと企むが、スミレの鋼の精神力に押されがち。
第1巻(ネタバレ注意)

ある日、スミレは突然UFOに攫われ、エイリアンによって身体を改造されてしまいます。
その結果、彼女の右腕は宇宙害獣のものに変化。
腕をもとに戻してもらおうと、UFOと遭遇した場所を目指します。
途中害獣に襲われてスミレは戦うことになります。
辛くも勝利したものの、身体も心も害獣に支配されてしまいますが、討伐に駆けつけたライデン社の「狭山ハヅキ」に助けられ、そのまま本部へ連行。
本部内ではスミレを乗っとた害獣「ダスキン」が暴走を開始。
ハヅキは絶体絶命のピンチを迎えますが、今度はスミレが、別の害獣の姿となり、それを阻止。
事情を聴いた、ライデン社の社長は、スミレを引き込み、ライデン社の切り札にしたいと考えます。
高待遇での入社を持ちかけられ、スミレは…
感想
総評として、アクションとコメディの素早い切り替えで、変化に飛んだストーリー展開になっていて、とても読みやすいです。
いろんなギャップが詰まっているなと感じた作品でもあります。
主人公のスミレちゃんは、大型の害獣への変身するんですが、解けると必ず裸になって(謎?)しまいます。ただし、不思議とセクシーさは皆無(笑)
なんだかホッコリする感じもあり、戦闘中と戦闘後のギャップが良いですね。
登場する害獣自体は、おどろおどろしいところは全く無いのに、攻撃はえげつなく激しいです。ここでもギャップが効いてきます。
もちろん、この漫画の核となるコメディな感じからシリアス展開に変わる場面(これもギャップ)は、一気に画に引き込ずりこまれる魅力があります。
まあ、ギャップとは関係ありませんが、ハズキのスーツ姿は最高なんですよ。はい。
まだまだ、設定部分に謎が多く、頭の中は「???」となってしまいがちですが、徐々に明かされる楽しも多い作品です。
パクリ?疑惑

まず、ダンダダンから。
エイリアンたちに囲まれてのスミレが磔(はりつけ)状態。あれ?似てるなあ、なんて思いましたが、この設定自体、昔からSFでは使い回されてきたシーン。
パクリじゃなくても、同じような設定が出てきても不思議じゃないな、と個人的には思います。
次に怪獣8号に似ている疑惑。
一番似ているなと感じるのは、敵となる害獣(怪獣8号は怪獣)が現れると、防衛隊が出動してくるのですが、その防衛隊が生身の人間で、ピタピタのボディスーツを着用している点。
そのスーツは、怪獣・害獣をヒントにしており、人体を強化してくれる、という点もかなり近い設定。
怪獣8号は防衛隊スーツ、雷雷雷はコンバットスーツという名前。
コンバットスーツは、GANTZに似てなくもない。
そして武器。どちらも近接、遠距離武器が出てきますが、インパクトが有るのは、やはり刀を振り回してのスピード感のあるアクション。
まあ、ここは似ていると言われても仕方ないですが、モンスター相手に刀振り回すのは他の漫画にもいっぱい出てきますから。
ただ、ストーリーや展開は違うので、読み進めていくと気になることはありません。
それよりも、分裂したり、首を切られても生きていて、さらに内部から小さく生まれ変わるとか、スミレに至っては害獣の内部に身体が出現します。
そんな設定のほうがかなり気になります。
解明される日が待ち遠しいです。
似ているといわれている「ダンダダン」の解説、レビューもしています。

まとめ

マンガワンおよび裏サンデーで連載中の『雷雷雷(ライライライ)』。
かなりぶっ飛んでいて、先の読めない展開が魅力の面白い作品です。
また、独特の世界観とキャラクターたちの掛け合いも魅力の作品です。
この記事を読んで『雷雷雷(ライライライ)』に興味が湧いたなら、ぜひ一度読んでみてください。
1巻の続き、雷雷雷2巻の解説はこちらからどうぞ。

「雷雷雷」作者のヨシアキ先生の過去作「殺し屋は今日もBBAを殺せない。」も面白い作品なので、ぜひ読んでみてください。
史上最強の老婆を主軸にしたギャグアクション漫画です。

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